大学受験で専攻を選ぶ基準にしてほしいこと

お久しぶりです。

 

今年に入って、暇と時間がない時の境がなかったのと、部屋にエアコンがなくて、布団から出られない日々が続いていたので冬眠してました。神村です。

 

気が付いたら、3月ということで、暖かくなってきましたね…

 

私は社会人になって、もう3年目になりそうです。

 

前社を辞めて、今の会社に就職して1年。

そして、今の会社から出向で別の現場で働かせていただいて、なんと、1週間です。

 

おかげさまで、今でもフレッシュな気持ちで、社会人1年目みたいな気分です…

 

そんなことを考えていて、何となく、大学時代のことを考えていたりして、振り返って、「専攻って大事だな」って感じたので、まとめたくなりました。

 

私自身、専攻選びに苦戦した記憶がありますが、最終的に良かったと思うので…

後は、私の周りの友人も謳歌しているタイプの人間だったし、4年間、どんな気持ちで大学に通えば良いんだよ!って思う人のために、また、来年受験だけど、学科専攻どうすればいいんだ!って人にも見てほしいです。

 

私自身、かなり真面目な学生生活を送っていたので、「勉強なんて知らね!大学なんて、適当でええわ!」って人には向かない記事だし、結構強めのことも言いますが、それも良ければ…

 

1.本当に、その専攻の勉強はやりたいことか?

この一言に限ります。

 

「自分で決めたんだから、やりたいに決まってるだろ」と思う人もいると思います。

 

しかし、本当にやりたくて自分で専攻を選んで、勉強をしている人のほかにも、こういうタイプの人もいます。

 

「この大学の名前が欲しい」「この大学ならどの学科専攻でもいい」

 

そのことを、特に否定はしません。人の人生ですし、そのような決め方もあるのでしょう。

 

ただ、私が思うのは、「人生、4年間。自分の好きな勉強をする期間があっても絶対無駄ではない」と。

「趣味でやるからええわ」という人もいると思います。また、「大学なんだから、自由に勉強できるし多少違ってても出来るでしょう」と思う人も多いと思います。

 

しかし、大学、意外と時間がないんです。

 

私の経験から言うと、大学の授業では必須専攻科目的なものがあります。それが、一年生では、12単位分くらいありました。つまり、授業数に換算すると、6限位だったと思います。

それ以外の時間で、他の教養科目を取りました。それは基本的に自由でした。

ただし、この講義は、3回生にならないと取れないとか、この講義は時間が被っているから取れないとか、そういうことが多発します。

また、教養科目は、あくまでも教養なので、そんなに専門的なことはしてくれないのです。

加えて、教養科目は「時間が余ってたし取った」とか、「楽単(簡単に単位が取れる講義のこと)だから取った」とかの人も中にはいます。特に、後者の講義の場合、人が多くて、うるさくて授業に集中できないということもざらにあります(それは先生によりますが。たまに楽単だけど、先生がちゃんと講義を受けてる人のために、そういう生徒から、点数引いたりする人もいますがかなり稀です)。

 

ということで、専門のことを専門外の生徒は時間を見つけて勉強をする方が結構多いと思います。

 

しかし、大学生になると、アルバイトをしなくてはならないという人もいるでしょう。例えば、一人暮らしを始めた人。親から、お小遣いを大学生だからということで亡くされた人。サークル活動のためにお金がいる人…

 

一度、整理しましょう。

 

まず、朝起きて、講義に出かけます。講義を受けて、空きコマで予習復習をしなくてはなりません。そして、家に帰り、アルバイト…

 

こんなタイトなスケジュール、毎日しないでくださいね…身体壊しますので…

 

言いたかったのは、「いつ、専門以外の勉強すんねん」ということなのです。

 

大学生が時間ないと言ったのはこういうことです。

 

私の友人と、ずっと言ってました。「人生の夏休みってなんやねん!」って。

 

話を戻しますと、自分の興味のない分野を選択するのは大いに結構だと思います。大学名で決めるのも一種の基準です。

 

しかし、それが本当に自分のやりたい勉強なのかは考えた方がいいです。

 

大学生の本分は勉強ですので、やりたいことを専攻に加えるということが大前提だと思います。

 

2.やりたいことが複数ある場合はどうするか?

私がこのパターンでした。

 

私、歴史学科の東洋史学専攻に所属していました。主に中国の前漢時代の政治思想について勉強をしていました。

 

しかし、私はあと1点ほどやりたいことがありました。

 

「中国語」です。

 

こういう時は、「どの大学のどの専攻に入れば、全部クリアできるか」を考えましょう。

 

私の場合、「中国史をやりたい。やるなら、一度は中国に留学に行きたい。」とざっくりとしたイメージが浮かんでいたので、まず、大学の案内から、「文学部で歴史学科があり、中国史が専門的に学習できるところ」を探しました。

 

すると、私の出身大学に行きつきました。しかも、交換留学等の実績もあるし、語学も必須で学習する。何よりも、専門書が多い!ここだ!と決めたのが、高校三年の夏のこと。

 

それから、受験で合格したのが、確か、2月の終わり頃なので、結構ギリギリでしたが、何とかなりました。

 

ちなみに、中国史をやりたくなったのは、「日本史が好きだけど、個人的に好きな中国に行ってみたいし、中国の歴史を知りたいな」という漠然とした理由(もっと言うと、昔祖母がくれた本に始皇帝兵馬俑があって、それがずっと心に突っかかってた)でした。

ですので、中国史は「始皇帝」くらいしか知らなかったし、中国語も「你好」くらいしか知らなかったのです。

 

それでも、何とかなるもので、大学3年生で、成績優秀者に給付される奨学金(30万円ほど)を頂いたり、卒業してからも、HSK4級の資格を取ることが出来たりしているので、初期の学力は問題じゃないと思います。

 

話を戻すと、大学合格して、志望大学に通うことになった私ですが、狙っていた通り、二つの勉強が出来ました。

 

唯一の心残りは、中国留学が1年じゃなくて3週間だった件です。

 

交換留学の制度を使うことが出来たのですが、それをすると、4年で卒業することにリスクが出ると言われ、よく話を聞くと、「交換留学に行く人はいるが、大体、5年で卒業している」ということで…

 

やはり、留学制度は、国際科の方が充実してますし、中国語を本格的にやるなら、国際科の方でしたねて…

とはいえ、私は、一番やりたかった、中国史の勉強が出来ましたし、そこに後悔はないです。

 

ちなみに、やりたいことが学問的に離れていても、基本的に大丈夫だと思います。

 

国史と音楽が両方やりたいというとき、友人の一人は、中国史で音楽を勉強していたり、サークルで音楽をしていたり、両立していた子もいるので…

 

以上2点がお伝えしたくて、ブログを書きました。

 

日本の大学にかかる費用は、とても莫大です。

 

就職のために大学に行くなら、「やりたいことをやってみる」ということを考えてみてもいいと思います。

 

勿論、「何かの職に就くためにその学科専攻に入った」という人もいます。

 

ですが、もし、そうでないのなら、折角だし楽しんで勉強してみませんか?

 

きっと人生にプラスになりますので…